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社 会

人口

レソトの人口は約220万人です。レソトの人口分布は25パーセントが都市、75パーセントが農村です。人口密度は、西部の低地よりも高地の方が低くなります。

言語

レソトは人口の99.7パーセントがソト語を母語として話します。公用語はソト語と英語です。小学校の3年生まではソト語で教育を受けますが、4年生から授業は英語に切り替わります。そのため、ほとんどのレソト人は英語を流暢に話せます。ただ、普段の生活で英語を話す必要はほとんどないので、英語は教育用の言語と考えてよさそうです。

余談

ソト語は南アフリカの11ある公用語の一つでもあります。ソト人(ソト語の話者)は元レソト領だったフリーステート州を中心に380万人いるとされ、レソトの人口よりはるかに多いです。

マセル(Maseru)県の東、ベレア(Berea)県にある小さな集落にて


宗教

レソトの人口の約95パーセントがキリスト教徒です。そのうちプロテスタントが50パーセント、カトリックが約40パーセントを占ています。それ以外は伝統宗教、無宗教などです。イスラム教徒はごくわずかです。

マセルにあるカトリックの大聖堂

教育

他の南部アフリカ諸国と同様にイギリスの教育制度が元になっています。小学校(Primary School)は1年生から7年生までの7年間、高校(High School)は8年生から12年生までの5年間です。日本の中学校に相当する学校はありません。義務教育は高校2年生までで、義務教育期間は日本と同じです。高校を卒業すると、就職するか、大学(3年制のカレッジまたは4年制のユニバーシティ)に進学します。大学入試はなく、進学できる学校は高校の成績で決まります。レソトはGDPの12%以上を教育に投資しており、識字率は他のアフリカ諸国と比べて非常に高いです。

卒帳式はイギリスと同様にガウンと角帽が定番です。














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